会社を共同代表として設立した時の持株比率について

志を同じくする仲間と共に、会社を設立して共同で経営しようとお考えの方は少なからずいらっしゃいます。難しい面もあるかとは思いますが、心強く感じることも多いのではないでしょうか。

ここで注意したいのが持株比率です。小規模の企業では、出資者(株主)と代表者が一致することが多いのですが、共同代表の場合は、持株比率を50:50を希望する傾向があります。対等な関係を維持するためにはよいのかもしれませんが、意思決定の場では困難な状況に陥ってしまう可能性があります。

重要な意思決定の多くは株主総会

会社の重要な意思決定の多くは、株主総会において決まります。株主総会は議案によって必要な議決要件が変わり、一般的に普通決議、特別決議、特殊決議と分けられます。ここでは、通常の業務でよくなされる普通決議と特別決議の要件について記載します。

普通決議(会社法第309条第1項)
株主総会の決議は、定款に別段の定めがある場合を除き、議決権を行使することができる株主の議決権の過半数を有する株主が出席し、出席した当該株主の議決権の過半数をもって行う。
特別決議(会社法第309条第2項)
株主総会において議決権を行使することができる株主の議決権の過半数(3分の1以上の割合を定款で定めた場合にあっては、その割合以上)を有する株主が出席し、出席した当該株主の議決権の3分の2(これを上回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合)以上に当たる多数をもって行わなければならない。

普通決議は取締役や監査役の選任、役員報酬の決定などの決議を、特別決議は定款の変更や監査役の解任などの決議を行います。つまり「株主が二人」「持株比率が半々」「定款で株主総会の定足数を緩和していない会社」の場合、両者の意見が対立すると、上記のような決議をする上で意思決定をすることが困難になってしまいます。

共同経営をする場合は、持株割合や株主総会の定足数などの定款の内容についても、事前によく検討することをおすすめします。

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ABOUTこの記事をかいた人

坪井卓郎

平成27年司法書士試験合格/法務大臣認定司法書士
平成2年9月19日生/趣味:相撲・スキー・ツーリング・ドライブ/出身校:神奈川県立向の岡工業高校建設科卒業(相撲部主将)・立教大学経済学部卒業(体育会相撲部主将)
私は高校から大学まで相撲に打ち込み主将を務めました。そこでの指導経験を活かし、お客様からのご相談を丁寧に伺い、ひとつひとつ段階を踏んでご説明し、ご希望に沿ったご提案ができるように努めています。体力には絶対の自信を持っておりますので、フットワークを活かし、身近な町の法律家として皆さまのお力になりたいと考えております。ご遠慮無く駅前双葉相談事務所にお越しください。